夢には様々なことを暗示しているものもあれば、自分自身の深層心理の表れとして何かが出てくることもあります。
その中でも、比較的見られることが多いのは夢の中で自分自身が怒りの感情を持って行動をしているものです。今回は自分自身が激しく激高している夢とはどのような意味があるのかを解説いたします。
怒る夢の意味ラッキー編:自分が怒っている場合
まず、自分が怒っているパターンにおいて吉夢に属するものを紹介いたします。
現実世界でも怒りを感じてあらわにするシーンは色々とありますが、怒り方にも非常にパターンがあり一つではありません。状況によって意味も大きく変わると言うことを理解した上でご確認ください。
説教している夢:運気上昇
怒りというのは様々な状況で沸くものですが、その中でも情けないという気持ちやもったいないという気持ちが強いあまりに怒りの感情に合わせて説教臭くなってしまうケースがあります。
いわゆる、怒りながら説教するという目上の人や上司が部下に叱咤激励する様相を呈すると言うことです。このパターンの怒りは運気が上昇しているという暗示なので、プラスに捉えた方がいいでしょう。
しかし、いかりながら説教をする夢には自分自身に欠点があると言うことを理解し、その欠点を直したいという気持ちの表れというケースもあります。
いわゆる、自分が叱っているけどその叱っている対象は実は自分で客観的な視点から自分自身にだめ出しをしているということなのです。
人は自分を映す鏡と言いますので、まさにその鏡に向かってうつっている自分に説教をしているという形になります。
ただし、あまりにもしつこく説教をしている場合は自分自身にあまりにも自信が無いけど必死にごまかそうという意識が出てきています。
怒りながら泣く:問題解決の兆し
これが悲しみの感情による激高だった場合、涙が自然にあふれてくることがあります。夢の中で泣きながらも怒っているような状態の自分を見た場合、それは吉夢となります。
基本的に泣く夢というのは現実世界におけるストレスがあまりにも多すぎるけれど夢の中ですべてをはき出してすっきりすることが出来るような夢であり、心配事が消えるという暗示なのです。
そのため、運気が上昇するようになり問題も解決出来る可能性が高まると言えます。
ただし、泣きながら怒る夢でもスッキリしていない場合は解決していないので、問題解決の兆しはまだ見えていません。
すっきりしていない場合は、現実に抱えているストレスの原因や要因がまだまだ解決できていない証になりますので、その夢を見た後の自分の感情や気持ちがどうなっているのかで判断しましょう。
怒ってすっきりする:余裕が生まれ問題解決する
現実社会でも怒りゲージがマックスになってしまって、我慢できなくなった場合は感情が爆発してしまうのですが、そのときはなかなかきません。
しかし、夢の中で自分の怒りをぶちまけている場合は、本当ならば発散したいのに発散できていない怒りの気持ちを解き放っている状態にあります。
そこですっきりすることが出来ているのならば、ストレスが解消されて問題解決の兆しが見えてくるでしょう。自分が抱えている問題を打破することができるようになります。
怒る夢の意味アンラッキー編:自分が怒っている場合
この怒りの夢がマイナスの意味を持っているケースを紹介いたします。自分自身の気持ちがすっきりすることも多い怒りの夢ですが、内診を表す夢でもあるのです。
イライラしている夢:現実でもイライラしている
とにかくイライラしながら不満をためている夢を見た場合、現実世界でもイライラすることが非常に多く我慢できていないということがわかります。
ただし、何に対してイライラしているのかでイライラの原因が見えてきますので、悪い夢ではありますが捉えようによっては利用できる夢にもなるでしょう。
もし、自分自身に対するイライラで暴発している夢を見た場合は、自分自身の未熟さが我慢できていない状態なので、現実世界で感情が抑えきれずに人間関係のトラブルになる可能性を示唆しています。
怒鳴っている夢:物事が停滞している
とにかく怒鳴り散らしている夢を見た場合、それは怒りのエネルギーがうまく発散できていない状態になっているので、方向性が見えていないという暗示になります。
つまり、物事が停滞してしまう危険性があると言うことです。人間関係、仕事、恋人などいろんな不安や不満が溜まっているけど解決する方法が全く見つからずに泥沼にはまっている状態とも言えます。
この夢を何回も見るという人は、考え方や自分の立ち位置を変えて怒りのエネルギーをコントロールする必要があるでしょう。
突然キレる夢:現実が不安定である
20年くらい前のニュースから今でも続いている「おとなしい人だからそんなことをするようには見えなかった」といった事件関連のニュースがあります。
いわゆる、今まで我慢していたものがもはやどうでもいいと言わんばかりにキレてしまうというタイプです。
夢の中で突発的にキレる自分がいた場合、それは現実での不安や不満が非常に多く我慢の限界に来ていて不安定な状態にあるということを暗示しています。
この状態では実際に人間関係や仕事上のトラブルに繋がりかねませんので、気分転換を行いましょう。
怒ってすっきりしない:持っているストレスが解消されていない
怒ってすっきりするときはその人の感情の整理がついて余裕が生まれ問題解決する夢になります。つまり、吉夢なのです。
しかし、とにかく怒って怒りまくって何にもすっきりせずに終わってしまった場合は、ただ単に不平不満を叫ぶだけで終わってしまうので気持ちが解放されることはなく、ストレスも溜まったままです。
浄化作用もうまく働いていないので、独力でストレスを解消する方法を身につけるしかないでしょう。
怒ってパニックになる:解決できないトラブルに直面する
とにかく自分自身を見失っていかりながらもパニックになっているような夢を見た場合、自分の処理能力を遙かに超えた厄介ごとが登場するという意味になってしまいます。
実際に直面しているケースでも見られますので、とにかくストレスが溜まっているでしょう。現実の問題がどうしようもなさ過ぎて、逃避したいという気持ちの表れというケースもあります。
これは一人ではどうにもならないパターンが圧倒的に多いので、信頼できる人に頼りましょう。
怒る相手によって示す意味
また、怒りの矛先が何に向いているのかでも状況が大きく変わります。夢の中でいかっている自分が、誰に対して怒っているのかがはっきりとわかっている場合はその意味合いが強くなるのです。
権力者に怒っている:その人に近寄りがたいと思っている
部長や社長といった権力者や肩書きを持っている人に対して怒りをあらわにしている人は、その人に近寄りがたいというイメージが非常に強いということです。
これは自分が怒っているパターンではなく、自分が権力者に怒られているパターンでも同様なのです。
とにかく、権力者に対して不満を抱いているけど文句を言えずにイライラしている時に見る夢でもあります。
現実世界では本当ならば何か色々と言いたいけれど、立場上言えないから我慢しているというパターンです。
見知らぬ誰かに怒っている:スッキリできる物事が起こる暗示
現実世界ではあったことすらない誰かに怒っているような夢は、現実世界で感じている怒りを誰かに向けたいというわけではないけどとにかくどうにかして発散したいという意志が強く出ています。
見知らぬ誰かに怒る夢はすっきり出来るような物事が起きるという暗示なので、吉夢として捉えましょう。
恋人に怒っている:恋人との間に進展がある
自分のパートナーに対して怒っている夢は二人の関係で何らかの進展があるという暗示になります。
何らかのわだかまりやすれ違いがあっても、そこで発生した問題が解決して仲睦まじい関係に戻れるでしょう。
ここでの怒り方が積極臭い場合は自分のことをもっと見て欲しいという意味になりますし、もっと暴力混じりで憤りが大きい場合は相手に対する不満も溜まっているという証にもなります。
しかし、それらの不満が解消される夢なので吉夢なのです。
ただし、恋人ではなくただ単にこちらが気にしている異性にたいして怒る夢だった場合は、相手に自分のことをもっと見てもらいたいという意識が強くなっているという意味になり、可能ならば愛してもらいたいと感じているということになります。
現実世界で実現できないもやもやを夢の中で発散させていると言うことです。
さらに、これが元カノや元彼だった場合は怒りがあっても未練が無いなら恋愛運UPという意味で、未練がある状態なら現実世界での恋愛に不満があるという証になります。
母親に怒っている:自分に直さなければいけないことがある
母親に対する怒りだった場合は、それは自分自身に治すべきところがあるという暗示です。
母親というのは母性や優しさの象徴でもあり、そこに対する怒りというのは独立や自立が出来ていないという証でもあります。
自分自身を受け入れてくれる存在に対する怒りなので、安心出来る環境にいつまでもいる自分が情けないという感情も含まれています。
父親に怒っている:誰かに束縛されて動けない状態にある
父親は権力や威厳の象徴であり、自分自身を縛る鎖でもあります。この父親に対する怒りというのは、この鎖が非常に強く束縛されて動けない状態にあることへの抵抗です。
つまり、現状をどうにかしたいけど動けなくてもがいているという証になります。
病人に怒っている:個性を発揮し物事を成功に導くことができる
病人に対しての怒りを発揮しているというシーンはなかなかありませんが、夢の中でのそのようなシチュエーションは己の個性を発揮して物事を成功に導くことが出来るという暗示になります。
これは病人側が怒っている夢でも同様で、どんなに苦しい状況にあったとしても、自分はそれをはねのける力があるということをアピールしているという意味になります。
つまり、個性が開花して逆境を跳ね返す力を発揮するということです。
まとめ
夢の中でも怒っている自分を見るというのはあんまり気分のいいもので張りませんが、現実世界でひたすら我慢している状況から脱したいという気持ちに表れであることが多く、夢の中だからこそ好きかってしているということになるのです。
しかし、夢の中で怒ってもすっきりしていない場合は、解消できていないのでとにかくストレス解消法を色々と試すようにしてください。