幽霊と言えば得体の知らない存在として多くの人に怖がられています。
幽霊は恐怖の象徴であり、夢占いにおいても負の存在として捉われやすいのが特徴です。
幽霊が夢の中でどんな風に出てくるかによって潜在意識や深層心理は変わってきます。今回は、幽霊の夢占いについて解説していきます。
幽霊の夢を見る意味は?
財産や生活が危機に晒される
幽霊は夢占いで負を意味しますが、財産や生活の危機が訪れることを意味しています。あなたに関係するすべてのことに対して用心しなければならないことを夢が教えてくれているのです。
現状は好調で不幸とは無縁だったとしても、急転直下する恐れもあります。
また、深層心理の中では今後の運気が低迷することを捉えているものです。浮かれ過ぎないようにするためにブレーキをかける働きもあります。
特に若い世代の人が幽霊の夢を見ることは、軽く見られることにもなるので気を付けなければなりません。
幽霊が自身の分身であり、体調の変化を示している可能性も
夢占いで夢に登場してくる第三者は客観的に見た自分であるケースが多いのが特徴です。
幽霊は人ではないものの、人に近い存在であることに違いはありません。そのため、夢の中に登場してくる幽霊というのは自分の分身であるケースもあります。
なぜ、人ではなく幽霊として出てくるのかがポイントです。幽霊として自分を客観的に見るのは、自分が落ち込んでいるときにどんな状況になるのか現しています。
自分の死が近くて幽霊になるという解釈ではありません。あくまで、運気の低下を表しているので気を付けましょう。
ストレスや不安など形のないものを表している
幽霊は夢占いにおいて負の象徴になるので、形のないものを表していることがあります。たとえば、ストレスや不安のように目には見えない人の心を夢で具現化していることがあるのです。
忙しい毎日に追われて、自分自身の心の健康を把握できてないときに現れやすい特徴があります。
幽霊は自分の分身として夢に現れることも多く、心の状態を表すことが少なくありません。
心が健康であれば、夢の中で登場する自分は自分自身であることや知らない人であるのが普通です。幽霊として出てくるというところに自分自身が抱えている闇が関係しています。
幽霊の出てくる夢が意味するもの:幽霊の状態
かわいい子どもの幽霊:新しいこと・楽しいことが始まる暗示
かわいい子供の幽霊を見たとき、それは客観的に自分を見たときに近寄りがたい存在でありながら子供の心を持っている純粋な存在であることを示しています。
人に誤解されやすいタイプでもありますが、親しい人に見せる顔とは別人で人情深さを持っているのも特徴です。
また、子供はこれから成長していくものですが、夢占いでは新しい自分の始まりを暗示します。
新しいことに挑戦しようとしている人や、新しいことを見つけたい人は、その思いが具現化する日が近いことを示唆します。
怒っている幽霊:思い通りに行かないことに怒りを感じている
夢の中に怒っている幽霊が登場したら、それは自分自身の怒りを象徴しているものです。
仕事や家庭、プライベートで自分の思い通りにいかないことがあると、そのときに感じたモヤモヤが怒った幽霊として夢の中に登場することになるのです。
思い通りにいかないことがあっても、冷静に自分を見つめて行動しなければならないという暗示でもあります。
怒っている幽霊に対して恐怖な気持ちを持つかもしれませんが、周囲の人は同じようにあなたを恐怖の対象として見ているかもしれません。
生中しい血のついた幽霊:罠にはめようとしている人がいるかもということを示唆
生々しい血の付いた幽霊をみたとき、多くの人は恐怖心を覚えることでしょう。
血はカモフラージュであることが考えられ、この場合だと罠にはめようとしている人がいるかもしれないことを暗示しています。
周囲の人で不審な動きをする人がいれば、それは自分を陥れようとしている人かもしれません。
罠にはまってしまわないように、冷静な目できちんと見ることが大切です。生々しい血がついている幽霊を見たときは十分に気を付けましょう。
少しずつ接近する幽霊:不安やストレスが溜まってきている
幽霊は負の象徴なので、人の心理で表すと不安やストレスにリンクします。
夢の中で幽霊が登場し、その幽霊が自分の方に向かって少しずつ近づいてくるのは不安やストレスが溜まってきていることが考えられます。
幽霊が近づくということは、心の中がどんどん荒んでいることを暗示するので、ストレスをしっかり解消させていくことが大切です。
放っておくと、身体には大きな負担がかかってしまうので、心のモヤモヤに向き合うようにしましょう。
トイレに幽霊がいる:人間関係にストレスを抱えている
幽霊が登場して怖い場所と言えばトイレを連想する人も多いと思います。トイレに現れた幽霊に引きずり込まれることを考えるとゾッとしますが、夢占いにおいては人間関係とストレスを意味しています。
トイレに幽霊がいる意味は、人間関係にストレスを抱えてしまっている状態を表します。
自分自身はそこまで考えていなくても、相手がストレスを抱えてしまっているかもしれません。自分を客観的に見つめ直すことも大切です。
幽霊がたくさん出てくる:多くの人から好意的な目で見られている
夢の中に幽霊がたくさん登場した場合、そこには吉夢と凶夢の意味が含まれています。吉夢だと嬉しい出来事や出会いを期待することができます。
新しい変化に適応して、新たなステージを踏み出すことができます。多くの人から好意的な目で見られていることを暗示します。
凶夢だと、あなたに対して負の感情を持っている人が周囲にたくさんいることを表します。
どちらのパターンかについては現実における周囲の反応などを見ていると察知できるはずです。いずれにしても周囲から注目を浴びている存在であることに違いはありません。
自分が幽霊になる夢:再生の準備が整っているという吉夢
自分が幽霊になる夢を見てしまったとき、中には自分の死が近いと感じる人もいるかもしれません。
しかし、夢占いにおいて自分が幽霊になってしまうことは死を暗示するものではなく、再生を表していることが多いのも特徴です。
ネガティブなイメージをもたれがちですが、新しい自分に生まれ変わろうとしているため、ポジティブな意味合いがあります。
これまで執着していたことやモノや習慣に区切りをつけることを暗示しています。こだわりがあるなら、それを捨てなさいという夢からのお達しでもあります。
幽霊の出てくる夢が意味するもの:幽霊にされたこと
幽霊に殺される:再生を暗示する吉兆
幽霊に追いかけ回され、挙句の果てに殺される夢はイメージ的に不吉でしかありません。
しかし、夢占いで幽霊に殺されることは決してマイナスなわけではありません。負の暗示が多い幽霊の夢の中ではわりといい意味があるのが特徴です。
幽霊に襲われることは死=再生を意味するものであり、生活や人生が大きく変わることを示しています。
新しいことに挑戦することは思った以上に勇気がいることです。しかし、それを乗り越えてこそ得られることもたくさんあります。
幽霊が守ってくれる:自分がポジティブになっていることを示す
幽霊は感情がなく、襲ってくれるイメージが強いですが、幽霊が守ってくれる夢を見るパターンもあります。
悪い幽霊もいればいい幽霊もいるように、すべての幽霊が自分に害を与えるわけではありませんので、幽霊から守られる夢を見るのは不思議ではありません。
夢の中で幽霊が守ってくれたということは、自分自身がポジティブな思考になっていることを表しています。
前向きに進もうとしている自分を幽霊が守ってくれているのです。応援してくれていることが夢占いによって考えられます。
金縛りや取り憑かれる:マイナス思考が極限を迎えている
夢占いにおいて、幽霊は自分の分身でもあります。幽霊に取りつかれてしまうことや憑依されてしまう夢は自分のこだわりやダメなところを捨てきれないことを表しています。
金縛りや取りつかれる夢も自分自身を負い詰めてしまっていることの表れです。
憑依や金縛りに遭う夢を見たときの目覚めは最悪です。同じように、現実においてもマイナス思考が極限まで達して自分でもコントロールできないくらいに追い詰められていることを示しています。
マイナス思考を切り替える必要があります。
幽霊から逃げ切る:ストレスから解放されたことを示している
幽霊に追いかけられる夢ほど怖いものはありません。しかし、夢の中で頑張って幽霊から逃げ切ることができれば、それはストレスから解放されたことを示します。
自分のこだわりが強く、最終的に自分自身を追い詰めてしまっていることもあります。
自分の中にあるこだわりを捨てることができれば、ストレスから解放されます。幽霊から逃げ切るということは、自分のストレスと決別できたことを意味します。
ただし、ストレスとの決別を後押ししているだけのこともあるので、自分のストレスと向き合うことも大切です。
幽霊を退治する:自身の精神的な強さを暗示している
夢の中に出てくる幽霊はもう一人の自分です。幽霊を退治する夢を見るということは、もう一人の自分を倒すという意味合いがあります。
ここで出てくる幽霊は、自分の負の部分やこだわり、ストレスなどに該当します。
つまり、幽霊を退治するということは自信の精神的な強さを暗示しています。
自分の負の部分を断ち切ることは難しいことですが、それを乗り越えることができたわけです。精神的に強くなるためには自分自身を超える必要があります。
幽霊を退治できない:勇気の無さが表れている
幽霊を退治することができないのは、勇気のなさが表れていることが理由です。幽霊は自分の負の部分であり、自分を変えることは勇気がいります。
変わりたいという気持ちがありながら、実行することができないのは自分の弱さとも言えます。
自分自身も勇気がないことはどこか自覚があるものです。夢はもう一歩前に出られるように後押ししてくれています。ここで諦めてしまうのではなく、一歩前進できるように努力することが大切です。
まとめ
いかがでしたか?夢に幽霊が登場した場合、その幽霊を自分に置き換えてみるとよいでしょう。
自分では気付くことができない自分の本当の姿がそこに現れているものです。
夢は自分の今後を指南してくれるので、幽霊の夢を見たときには参考にしてください。