現在、家族との関係や状況はどうなっているでしょうか。同居、別居、良好な関係、疎遠、などさまざまなシチュエーションが考えられます。
家族は最も基本となる最小のコミュニティであり、血がつながった離れがたい存在です。
また、自身のパーソナリティを形成するうえで必要不可欠なる存在です。そんな家族が出てくる夢にはどんな意味があるのでしょうか。
家族と自分の関係や家族の状況などから家族の夢に込められた意味を考えてみましょう。
夢に家族が出てくる意味
夢に家族が出てくる場合は、出てくる人物と自分との関係性や同居、別居、などの違いにより、さまざまな解釈ができます。
自分が存在するルーツである家族が出てくる意味としては、基本的に家族の誰かに起こるできごとを予言するように教えてくれるものと自身の人間関係や価値観を表すものの2種類があると考えられています。
身近な家族が出てくるからこそ、重要な内容であることが多く軽視できません。家族が夢に出てくる意味について説明しましょう。
家族に起こる出来事を予知夢的に知らせる
夢占いでは、縁起が悪いものが吉夢であったり、嬉しい、楽しいと思うような夢が警告夢であったりすることがあります。
家族が登場する夢は、夢のシチュエーションとかけ離れた解釈はほとんどなく、予知夢となって自分や家族に起こる出来事を知らせてくれることが多いものです。
夢のままを素直に解釈すればいいことが多いため、複雑に考えることもなくアドバイスや警告を信じることができます。
事前に家族に伝えることによって危険を回避できればそれほど嬉しいことはないでしょう。
人間関係に関することを表す
家族は、血がつながった最も近い存在であるとともに最も小さなコミュニティでもあります。育った環境のなかで人間の基礎が培われ、社会にでて人間関係を築く力や人格そのものが形成されます。
家族は自分に大きな影響を与える存在であり、人と人との関係を理解するベースとなっているものです。
したがって、家族が出てくる夢は、人間関係や自分の価値観などに関係した暗示を表すことが多く、夢によって自分や他人との関係を見直すきっかけにすることもできます。
夢占いで家族が意味するもの:家族と自分の関係
夢占いでは、親、祖父母、兄弟、親戚など、夢に出てくる家族の違いによっても暗示される意味に違いがあります。
また、同居、別居の別でも意味が変わり、なかには予知夢や正夢のようなものもあるため、注意が必要です。
夢には、潜在意識や深層心理で自分が気づいていない気持ちや悩みが表れることがあります。
また、誰かが内なる声を代弁してアドバイスしてくれたり、自分で気づいていない悪いことに対する警告を発してくれたりもしてくれます。
同居の家族:家族に対する淡泊さを警告
家族と同居していて毎日顔を合わせているのにもかかわらず、夢に家族が出てくるのはなぜでしょう。
それだけ家族に対する想いが強いということであればいいのですが、夢占いでは反対に家族に対する淡白さや扱いの軽さの警告として夢を見ることがあります。
何も言わなくてもわかってくれるだろうと会話がほとんどない、やってもらって当然で自分は家族のために何もしていない、など自らの家族に対する接し方を反省すべき夢としてとらえることが大切です。
別居の家族:ホームシック気味であることを教えてくれている
家族と別居していて夢に家族の姿が出てくる場合は、遠く離れて生活している自分がホームシック気味であることを暗示していることになります。
普段の生活のなかでは特に意識することも寂しいと思うこともないでしょうが、深層心理が働いて内なる声、本音が夢となって教えてくれるのです。
また、家族が自分のことを心配している想いが夢で表れることもあります。強がってばかりいないでたまには家族に思い切り甘えてみるのもいいのではないでしょうか。
先祖が出てくる:何らかの警告をしている
祖父母の夢はよくみることがありますが、直接面識がなく古い写真で見たことがないような先祖が夢に出てくることもあります。
自分の血を引く子孫の一大事と出てきていると考えていいでしょう。夢に出てくる先祖の代が古ければ古いほど重要なメッセージや警告をしている可能性が高くなります。
夢の内容を全て覚えていなくても印象に残る話や言葉の一部でも思い出せれば、どんなことに注意すべきかを理解することができるでしょう。
親が出てくる:何らかの重要な決定をしようとしている
夢のなかに親が出てくる場合は、自らが人生の節目や転機を迎えたときなど、何らかの重要な決定をしようとしていることを暗示しています。
とても重要な判断でその後の人生にも大きく関わるような事項なので、成人後でも親が夢に表れて慎重を期すように助言してくれているともとれます。
自分の判断や選択に自信がないのかもしれません。問題の内容にもよりますが、実際に親に相談すべきことであれば面倒くさがらずに相談してみるのもいいでしょう。
祖父母が出てくる:周囲の人間関係などに守られていることを暗示
夢に祖父母が出てくるときは、孫を愛する祖父母の愛情のように周囲の人間関係などで守られていることを暗示しています。
また、孫を溺愛する祖父母は、なるべく悪いことを避けてもらいたいと夢のなかでアドバイスすることもあります。予知夢になることもあるので予言内容をしっかりと覚えておくようにしましょう。
また、何か悪いことが起こる際に、祖父母がその悪運を肩代わりしてくれて環境が大きく変化するサインととることもできます。
夢占いで家族が意味するもの:家族の状況
夢占いでは、家族の状況を示すような夢のほとんどは予知夢や正夢としてとらえられることが多いものです。
虫の知らせという不思議な体験をしたことがある方もいるかもしれませんが、特に家族と離れて住んでいる場合は、家族の置かれている状況が夢に予知夢のように現れることがあります。
家族の夢を見るということは、ある程度家族との距離が存在していることを示唆するものでもあるため、夢を見たら早めに連絡してみることも大切です。
家族が倒れる:別居の場合は予知夢、同居の場合は人物の辛さを表す
家族の誰かが突然倒れたり、病院に運ばれたりする夢をみると心配になります。別居している場合は、予知夢ととらえられることが多いため、すぐに家族に連絡するようにしましょう。
倒れる前に夢をみることもあるため、注意するように事前に助言することができるかもしれません。
一方、同居している場合は、家族から発信されている辛い気持ちをキャッチしたものが夢で表れることがあります。声を掛けたり気持ちに寄り添ってあげたりするようにしましょう。
家族が亡くなる:夢の中で実際の場面をイメージしている
家族が亡くなるというショッキングな夢は、夢占いではさまざまな解釈の仕方があります。家族と遠く離れて住んでいる場合は、虫の知らせ、予知夢となって表れることもあります。
また、実際には家族に不幸が起きていないのにそのような夢をみるとしたら、家族の誰かが亡くなることに対する極端な不安や恐れが原因であることも考えられます。
来るべき家族の死をイメージして悲しみやショックを和らげようとする本能が関係しているのでしょう。
家族にじっと見られている:家族から心配されている
家族からじっと見られている夢は、夢のとおり家族から心配されていることを暗示しています。
会話することもなくただ見つめられている状態は、心配で目が離せずいつも見守っているということの表れといえるでしょう。
ただ家族が一緒にいるだけでも同じ意味があるとされており、どんな心配をかけているのか自己を見つめなおすことが大切です。
また、死んだ家族や祖先が見つめる夢は、何か悪いことが起きる前の暗示としてとらえた方がいいでしょう。
家族を何かから守る:自身が家族を大切に思っていることの表れ
家族を何かから守る夢は、そのまま自分自身が家族を大切に思っていることの表れとしてとらえられています。
最近では自然災害があまりにも頻発しているため、家族と離れている場合は特に心配が絶えないことでしょう。
落下物から家族を守ったり一緒に逃げたりする夢は、何とか家族を助けたいという強い気持ちが表れています。
一方で、子供を守る夢の場合は自分がしっかりしなくてはならないと追い詰め過ぎていることも考えられます。
家族と遊ぶ:家族と仲良くなることの暗示
家族と遊ぶも夢占いでは吉夢ととらえられているものであり、今後家族と仲良く過ごせることを暗示しています。気持ちの行き違いでケンカした状態であっても、家族と遊ぶ夢をみたらその後修復に向かうという意味にとっていいでしょう。
家族と遊ぶのが楽しい雰囲気であればあるほど、家族円満が長く続くと考えられます。一方、長く家族と離れて暮らしている場合は、家族と一緒にいたいという願望が夢となって表れることもあります。
まとめ
日頃一緒に暮らしている家族、別居して離れている家族、家族の在り方にはさまざまなケースがありますが、自分にとって最も大切な存在であることに違いはありません。
そんな家族が夢に出てくる場合は、やはり重要な意味を含んでいます。
特に、これから家族に起こるできごとを予知夢のように教えてくれる場合もあるため軽視することはできません。
また、家族の夢を頻繁にみる場合は、家族とのコミュニケーションが不足していることも考えられるので、たまにはじっくりと話をしてみるのもいいのではないでしょうか。