比較的近くに居住している地方は別として、都市部で日頃から親戚づきあいを頻繁にしているという家庭は少ないのではないでしょうか。
数年間、会っていない親戚がいても不思議はありません。そんな親戚がいきなり夢に登場してきたら、驚きとともに何らかのメッセージがあるのではないかと考えてしまいます。
夢占いでは、親戚が自身の投影だけでなく、将来自分の身に起きる幸運や悪運を知らせてくれるメッセンジャーとしてとらえています。
親戚が夢のなかで伝えている内容にはどんなものがあるのでしょうか。
今回は
- 夢に親戚が出てくる意味
- 親戚の夢が暗示するもの
についてまとめました。
夢に親戚が出てくる意味
特に仲が良い親戚がいるのであれば別ですが、滅多に会う機会がない親戚が夢に出てくると不思議であり、何か深い意味があるのではないかと考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
夢占いでは、親戚が夢に出てくる場合は、近い未来に起こることを予言してくれる予知夢であることが多いとされています。
血縁関係であるため、特に自分の身にトラブルなどの危険が迫ったときに警告メッセージを伝えてくれる機会が多くなります。また、自分自身の分身や親戚に対する感情が表れることもあります。
自分の分身として登場することもある
夢には自分の願望や不満、悩みや将来の夢などが、登場する人物などに姿を変えて表れることが多く、客観的にみている登場人物が自分自身の置き換えであることがよくあります。
あまりなじみのない親戚であっても、夢に登場する場合は、自分自身の分身として自分で気づかない気持ちを代弁してくれることもあります。
普段は意識せずにいることでも夢のなかには、はっきりとした悩みや願望となって表れることが多く、親戚の言葉は自分の内なる声ととらえて謙虚に受け取ることが大切です。
親戚が明るければ運気は上がり、暗ければ運気は低下している
実家から離れて生活していると家族とゆっくり会う機会もあまりないものです。
まして、親戚は年に1度会うか会わないかというレベルであり、従妹などで親しく付き合っていない場合はほとんど疎遠であることが一般的です。
夢のなかに出てくる親戚は、自身の姿だけでなく実際の親戚の状況を表すこともあります。一般的に登場する親戚が明るければ運気は上昇し、暗ければ運気が低下していると判断されることが多いようです。
また、登場する親戚の数が多いからといって吉夢になるとは限りません。
予知夢の可能性が高いとされている
親戚が登場する夢は、自分自身や家族が登場する夢と同じようにこれから先に起こるさまざまな良いことや悪いことを予言してくれる予知夢の可能性が高いとされています。
家族よりは遠い存在である親戚であるからこそ、自身の潜在的な性格や気づかない一面が投影されやすく、直接的なメッセージが多いのも特徴の1つです。
血のつながりがあることから、自身に及ぶ重大な危機を知らせてくれることも多く、メッセージをしっかりと受け取る必要があります。
親戚の夢が暗示するもの:親戚の行動で診断
夢に出てくる親戚の姿は、自分自身の投影のほか、実際の親戚や家族、それらに対する自分の気持ちが反映されていることが多いものです。
親戚は、親や友人のように身近な存在ではない少し距離のある関係であることから、自身の潜在的な性格などが投影されることもあります。
夢に出てくる親戚が誰であるか、何人登場するか、などによって解釈が変わります。また、夢が暗示する内容に大きく関わってくるのが親戚の行動の状況です。親戚との行動に隠された夢の意味を考えてみましょう。
親戚と食事する:親戚が付き合いが楽しいと感じている
親戚と食事する夢には、自身が親戚との付き合いが楽しい、または、これから楽しいものにしたいという気持ちが表れています。
明るい雰囲気で楽しく食事をしている夢であれば、現時点での親戚との関係も良好と言えますが、そうでない場合はしっくりとした関係ではないため、何とか状況を変化させたいという切実な思いが夢となって表れている場合もあります。
また、積極的に行動を起こすことで多き案チャンスを引き寄せることができる暗示ととることもできます。
親戚が集まる:数が多ければそれだけ悩みが多いことを示す
普段はあまりつきあいのない親戚でも、年末年始やお盆を機会に集まることがあります。久しぶりに会う親戚も多く楽しみとともに緊張も高まるものでしょう。
親戚が集まる夢は、自身に緊張や悩みがあることを暗示している夢です。集まった親戚の数が多ければ多いほど抱えている悩みや問題の数も多いことを表しています。
自分1人だけで抱え込まずに、誰かに相談して少しでも悩みを解消することが、心や体の健康のためにも必要となります。
親戚が結婚する:他人を祝福できる心のゆとりがある
自分が結婚する夢は願望がそのまま表れたものとされますが、それほど親しくもない親戚が結婚する夢は、願望ではなく、自分とはあまり親しくない他人に対して祝福できる心のゆとりがあることを意味しています。
切羽詰まった仕事やストレスがなく、毎日ゆったりとして過ごすことができているので周囲への気遣いができる余裕があるのでしょう。
肉体的にも精神的にも安定した状況であることから、その状態が長く続くように努力するようにしましょう。
親戚とケンカする:幸運が舞い込むことを予兆する
「ケンカするほど仲がいい」と言われるように、ケンカをするにはある程度の人間関係が築かれていることが基本となります。
あまり面識もない親戚とケンカする夢には、どんな意味が込められているのでしょうか。親戚とケンカする夢は目覚めのいいものではありませんが、実は吉夢とされており、幸運が舞い込んでくることを予兆している夢であるとされています。
口喧嘩ではなく罵り合ったり、つかみ合いのケンカになったり、スケールが大きいほど訪れる幸運が大きいことを表わしています。
親戚が死ぬ:その親戚の見方が変わることを予兆
親戚が死ぬ夢をみて落ち着いていられる人は少ないでしょう。夢占いでは死はそれほど不吉なものではなく、運気の上昇などを暗示する吉夢と解釈されることが多いものです。
親戚が死ぬ夢も予知夢のように、実際に親戚が死ぬ可能性があることを伝えているのではなく、疎遠な親戚に対する自分自身の見方が変わることを暗示しています。
苦手だと思っていた親戚と意気投合して良好な関係を築くことになるかもしれません。その一方で、親戚の葬式の夢を見た場合は、対人運が低下していることに注意する必要があります。
こんな夢だったら要注意!
どちらかというと付き合いがあまりなく、顔さえ忘れてしまうことが多い親戚。突然夢に出てきたら懐かしさもあるものの驚きの方が強いというのが本音でしょう。
血縁関係としては親や兄弟、祖父母などと比べると遠く、あまり関係がないように思えますが、夢占いでは自分自身の姿が投影される対象としてとらえることがあります。
吉凶混在の夢となりますが、なかでも重大なトラブルや生命の危険が起こりうることを警告する夢や現実に起こる予知夢として、十分に気を付ける必要があるメッセージが込められたものもあります。
遠い親戚の夢だからと軽視することなく、夢に込められたメッセージをしっかりと理解して対処しましょう。
亡くなった親戚に手招きされる:深刻な病気にかかるかもしれないことを暗示
亡くなった親戚が夢に出てくるということもあるでしょう。
親や祖父母などが出てくる際には、病気やケガなどのトラブルが生じることを警告する夢であることが多いものですが、あまり関係が深くない親戚の場合には、それにまして深刻な病気やケガに見舞われる可能性があることを暗示しています。
なかでも、亡くなった親戚から手招きされる場合は、死に直結する病気にかかったり、大きなトラブルに遭遇したりする可能性が高いため、十分に注意することが必要です。
親戚に不幸な出来事がある:対人関係のトラブルが起こる可能性
それほど交流のない親戚が出てくるだけでなく、その親戚に不幸な出来事が降りかかる様子を夢でみることがあります。
不幸には、離婚や破産、事故や病気などさまざまなシチュエーションの違いがありますが、不幸に見舞われる親戚の姿に自分を投影しているため、自身にトラブルが生じることを教えてくれる警告夢ととらえるのが普通です。
特に対人関係についてのトラブルを暗示することが多く、夢に登場する親戚の性別によって実際に起こりうるトラブルの対象が男性、女性と変わる場合があります。
親戚が突然訪ねてきて焦ってしまう:自身に対して問題や災難が降りかかる事を暗示
普段からあまり懇意にしていない親戚が突然訪ねてきたら誰でも焦ってしまうことでしょう。そんな光景を夢で見たとしたらどんな意味が隠されているのでしょうか。
夢のなかに出てくる親戚は自分自身の姿であり、自分に何らかの問題や災難が降りかかってくる可能性があることを警告してくれている夢ととらえることができます。
凶夢ととることもできますが、夢のなかで親戚がトラブルを回避するためのヒントや対処法を伝えてくれることもあり、窮地に陥った自分を助けてくれる吉夢ととらえることもできます。
まとめ
年に数回会うか会わないかの親戚が突然夢に出てきたら、驚きとともに不思議な感じがするものです。
夢占いで親戚は、自分の姿を投影したものだけではなく、親戚に対する感情や関係を表すこともあります。
また、自分の身に近い将来起こる幸運やトラブルを事前に教えてくれることが多い予知夢の割合が高いとされています。
血のつながった親戚は、重大なトラブルや命の危険を警告してくれることも多いので、夢の意味を理解してしっかりとメッセージの内容を受け取るようにしましょう。